2006年02月01日
うさぎのチャーリー 鍼で命びろい
前回予告しましたが、チャーリーが鍼治療で助かったお話をします。
それはチャーリーが我が家にやってきて2日目くらいのことです。突然チャーリーのうんちがピタッと止まり出ないのです。
たくさんのうさぎ本を買い込み、うさぎ研究に余念のない私ピーターでしたが、いや、だからこそ大慌て。うさぎは糞が出ないと(食事しながら見ている方ごめんなさい)、死んでしまうのです!!!)
体の構造上、他の動物のように腹中のものを吐き出すことができないのです。だから、糞が出ないということは!!!!!(お食事中の方、何度もすいません)
もう大パニックですよ。
おちつけ自分、と深呼吸。まずはチャーリーの体に触ってみる。
全身くまなく診ていくと、腰椎の一部が冷えている。ここは百会というツボで、人間でいうと命門というツボにあたるところです。命の源といえる大事なツボ。だからここが冷えているのは大問題なんです。
ええっ!動物にもツボがあるの?なんて思わないでくださいね。動物にもちゃんとツボがあるんです。
そこで、刺さない鍼を使うことにしました。
みなさまは「刺さない鍼」というのがあることをご存知ですか。材質は金や銀などで、マッチ棒より少し細くて長く、先が尖ってます。その鍼先をツボにあてて、良い気を集めたり悪い気を散らしたりするのです。
乳幼児などに使われることが多く、「古代鍼」と呼ばれてます。「刺さない鍼」のもっと詳しいお話はまたの機会にしますね。
「古代鍼」をチャーリーの百会にあて治療しました。ここで止めておけばまだよかったのですが、無理矢理バランスをとろうと、他もあちこち古代鍼をあててしまいました。
そのため、ますます悪化。もう半狂乱ですよ。
当時は鍼灸治療の内弟子修業中。半泣き状態でカリスマ師匠R先生のもとに駆け込みました。
R先生はさっとチャーリーの全身を触り、すぐに百会に古代鍼。慣れない初めての場所で暴れていたチャーリーもおとなしく身をあずけています。(暴れん坊チャーリーを手なずけてしまうなんて、びっくり!さすがR先生)
これで大丈夫といわれ、自宅に連れ帰りました。しばらくすると濃くて赤っぽい尿が出(そうそう尿の出も悪くなってました)、糞も出始めました。
よかったあ~。翌日、暴れたチャーリーの爪が折れていたので、爪切りのため動物病院へ。前日の騒動をお話すると、鍼治療で治ったことに驚かれました。
R先生に指摘されたのは、あちこちやり過ぎたことと、私の鍼のあて方が悪かったとのことでした。最初に百会を選んで治療しようとしたことはよかったとのことでした。
この騒動でわかったことは、「鍼は効く」ということです。
R先生の鍼によって治ったことはもちろん、私が施した鍼によって悪化したということは、鍼によって大きく体に変化を起こすことができたということをあらわしています。つまり、正しく診断され、鍼治療をすれば治るし、判断を誤れば危険なこともあるということです。これは、人間でも動物でも同じこと。
この一件で、たいへんな道を自分は選んだことを実感するとともに、常に精進し、ひとりでも多くの方の苦しみやつらさを軽減できるようになりたいと思いました。
今回は、ずいぶん長いお話になってしまいました。
最後にもう一度簡単に整理しますね。
- 鍼には、目的・用途によりいろいろな種類があります。
- 人間だけでなく動物も治療することができます。(動物にもちゃんとツボがあるんですよ。)
- 鍼治療を行なうためには、正しい診断と、適切な治療が重要です。
特に、鍼治療が人間だけでなく動物の治療にも有効だという点は、他の治療にも増してすばらしいところだと思います。
ちなみに、中国では、家畜にも鍼治療をし、専門の本も出ています。みなさまからリクエストがあれば、また動物の鍼についても書きますね。
投稿者 syoyodo : 23:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
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